スタジアム世界自然遺産説-s
なんのこっちゃとお思いでしょうが、タイトルが結論です。

建物系の遺産ではなく、自然遺産。そう考えると勝利やクラブとの距離感というのが説明しやすいかなと思いまして。説明というか私の持論ですね。

サッカースタジアムを世界自然遺産と考えた時に、

「ネイチャーガイド」と「ネイチャーツアー参加者」と「野鳥」

の関係性が距離感がちょうどよいのではと思い、つらつらと書いてみました。







【まずはこう置き換えてみます】
野鳥→勝利
ネイチャーガイド→クラブ(選手)
参加者→サポーター


【参加者はまずはガイドとルールに従って欲しい】
参加者はお客様ですが好き勝手やったり、ガイドの注意を無視して行動してはいけません。(安全面の話をすると長くなるので割愛しますが)安全面が守られた装備を着用してる、決められたルートから逸れてはいけない、植物や種子等あらゆる採取も禁止、等々様々な制約がかかります。

俺は平気だから半袖短パンで参加させろ、ルートから数mくらい外れたっていいだろ、少しくらい記念に花くらい持ち帰らせろ…当然駄目です。

あと1グループ当たりの入山時間や人数の制限っていうのもあったりします。必要以上に自然に負荷を掛けない目的があります。野鳥が見られないからと言って申請した時間を超えて山に留まってはいけません。

ネイチャーツアーにはこういった制約がいくつもありますが、それに同意されたお客様が参加されます。そういう制約がリーグやクラブが定めるスタジアム禁止事項だと思います。


【勝利は野鳥である】
ここでいうネイチャーツアーは野鳥の観察を主としたものとお考えください。
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ネイチャーガイドは野鳥を参加者の方々に見せられるように最大限努力します。直近の出現場所や時間、過去の出没状況、経験…などなどからツアーの時間内で野鳥との遭遇率を高めようと努力します。

そして、ツアー出発前にガイドはこう言うでしょう。

野鳥を見せられるように最大限努力します。

と。

でも目的の野鳥が現れないままツアー終了…なんてことはよくあります。最善を尽くしても自然が相手ですから。スタジアムで必ず勝つ場面を約束出来ないのと同じ様に…。


【野鳥が現れないときは参加者も探してほしい】
目的の野鳥を探しながら歩くもなかなか野鳥が現れない・・・

そんな時、ただただガイド任せにしますか?やっぱり目的の鳥見たいじゃないですか!ツアーに参加してる以上。そうなったら参加者も探すと思うんです。もちろんルートから外れない等、ツアーのルールの範囲内で。その中で、

参加者「あれそうじゃない?」
ガイド「別の鳥だー(ノ∀`)アチャー」

があってもそれはそれで面白いし、ガイドと参加者でツアーを盛り上げる、楽しむんです。

なによりも探す目を増やした方が当然遭遇率が上がります。例えそれが参加者というガイドより素人目であっても。ツアー参加者全員で探すんです。見つけた時はガイドも一緒になって喜びますよ。

参加者も主体的に野鳥を探す。

お金払ってるのに参加者が野鳥探すんですよ?おかしくないですか?ガイドの仕事じゃないですか?という発想にはならないと思うんですよね。ガイドも参加者も野鳥が見たいんです。

こうやってガイドと参加者がツアーを作るんです。これがネイチャーツアーの醍醐味なんですが、サッカーのクラブ(or選手)とサポーターに関係性に似てませんか?


【ガイドは野鳥が現れない時も想定して楽しませようと考えてる】
例えば雨が降ると低活性な野鳥だったとして、それでも雨が降ってきてしまった場合、ガイドは「この日は野鳥を見せられない」と察するんです。その中でどうするか?例えば、

よく鳥が留まる木を見せて巣や餌の解説をする
今歩いてる山の地質や植物の解説をする
目的以外の野鳥の解説をする

などなど、飽きさせない工夫をします。この部分が豊かだと、野鳥が見られなくても高評価を得られたり、リピーターに繋がったりします。

この辺がサッカーでいう差がついた負け試合でも1点でも返そう、って部分ですね。

ガイドがまだデビューしたてなら、野鳥が見られないときに、

「この辺の植物の名前教えてよ」

とか話を参加者から誘導してあげると優しい世界ですね。


【最後に…ふと思い出したネイチャーガイド時代の話】
まぁ筆者、昔にこういう仕事のお手伝いしてたんですよ。世界自然遺産の地で。世界自然遺産のルートは兎に角厳格。絶対にルートは守らないといけない。外来種の種を持ち込ませないために、粘着シートのコロコロを服にやったり、靴底を塩水で洗ったり。
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んでそれをやってくれない参加者が増えてしまうと外来種が持ち込まれてしまうんですよね。だから参加者には厳格にやって頂く必要がある。ルールを守らないと今と同じ自然が保てませんよ、と。

自然を壊すのは一部のルールを守らない参加者のせいですよ…と。

私が応援してるクラブであった出来事を暗に皮肉ってますよ、ええ(汗)

スタジアムで行われるプロサッカーって繊細な決めごと約束ごとの上に成り立ってる世界自然遺産のツアーみたいなものなんです。

制約とルールの中で楽しむ分には何やってもいいんです。写真に夢中になってもいいし、鳥とは関係ないルート上の植物や地質も勿論楽しんでも良い。

野鳥が見られれば万々歳
見られなくても楽しめる
同じルートなのに何度来ても違う楽しみがある

こういう部分がスタジアムが世界自然遺産であるという私の主張です。返す返すもガイドの言うことや現地ルールは守りましょうね。

ホームタウンは世界自然遺産に暮らす住人のような感覚で。当たり前の日常が他者から見れば非日常なのです…